何をどこまでをこの世界とするのかは自分が決めて生きている
「おはようございます。今朝はいつもより鳥の声が聞こえてきます。うれしい。」
朝の散歩の最中に届いた友人のメッセージだ。
そういえば、今朝は鳥たちのさえずりが頻繁に聞こえるなと感じていた。でもそんな環境の音はうっすらとかかるBGMのようだった。
友人のメッセージにより、そのことが意識に上がってきた途端、
一気に鳥の声が自分の中に流れ込んできた。
頭蓋骨の中と外が繋がったかのようだった。
それは
頭の中の自分の声が
いかにうるさく絶え間なかったかも知らしめる。
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美しい声
静けさの音ー
自らが遮断していたことに
突如として気づく
さっきまで遠くに聴こえていたあの感じはなんだったのか
突然近くにクリアにきこえてくる
何を聴くのか
なにが聴けていなかったのか
いつのまにか
思考と自分が一体化していたのではないか
決してネガティブなことを考えていたわけではないけれど
こんなに美しいものたちを取りこぼしているなんて
もったいないったらない
カクテルパーティー効果というものを思い出す
自分にとって重要な(と思っている)情報だけを選択的に聴き取る脳の働きのことだ
誰かと話していたわけでもないのに
これではひとりカクテルパーティーをやっているみたいなものかもしれない
そう思うとなんだか可笑しくて笑えてくる
鳥たちよ
美しく楽しげなさえずりと
素敵なギフトをありがとう
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何かに気づく瞬間は
止まって
視点を変えてみるための
チャンスを与えてくれている
意識をどこに向けるかで
完全な別世界が開かれる
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朝ぼらけ
遠くに聴いてた鳥の声
あると気づけば
突如クリアに近く聴く
#朝 #散歩 #感受 #止観 #スコトーマ #さとの一枚
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